ふらっと気ままな 会社の数字

安定した経営をしたい人のために向けた発信する会社の数字あれこれです。

会計の勉強は本当に難しいか??

こんにちは!

ほたかです。

 

数字を苦手にしている経営者の方はたくさんいらっしゃいます。う~~ん、厳密にいうと食わず嫌いなのかなと思います。

 

確かに、会計学の専門書は電話帳みたいに分厚い本が何冊もあります。僕も学生の頃に読んだ記憶がありますが、チンプンカンプンでした。用語も独特だったし・・・多分、今読んでもよく分からないと思います(^-^;

 

でも僕たちは研究者になるわけではありません。

 

日々の生活の中で利用するのが目的です。日々の生活の中で判断を間違わないような知識が身につけばそれで十分なんです。

 

ヒマラヤに登るわけではなくて、高原をハイキングするときの注意事項が頭に入っていればいいんです。山にの登るため、スポーツを楽しむための最低限の技術が身につきさえすれば、後は経験でどんどん幅が広がります。

 

 

会計を難しくする、原因①

それは、誤解、、、

 

 会計が難しい、面倒そうというのはどこから生まれたのでしょう。多分、税務署に提出す申告書の作成が面倒、大変そうというのとごっちゃになっているのが長年続いて、いつの間にか定説みたいになったんだと思います。後、上にも書きましたが『会計学』の勉強と勘違いしているのもあるかもしれませんね。

 

 申告書の作成は年一回なので、スキルが蓄積されないので確かに自分でやろうと思うと面倒で大変かもしれません。でも、会計のスキルは毎月処理するので経験値はどんどん増えていきます。

 

 もう一つは、手書時代の数字合わせの大変さの名残りだと思います。1円合わなくて、合わせるのに丸1日使ったとかいうイメージが残っているので、面倒で大変なものという印象があるのだと思います。その当時、会計業務を行っていた人は本当に大変だったと思います。

 

 現在、手書きで帳面を作成するのは簿記試験の時くらいです。確かに、中々数字が合いません(^-^; 結構100点を取るのは難しかったりします。

 

 でも実際の仕事では会計ソフトが集計します。集計でミスすることもないし、左右の金額が一致しなければソフトが間違え箇所を教えてくれます。数字合わせが大変という事もなくなりました。

 

 つまり、大変で面倒だったのは『手作業』だったことなんです。会計ソフトがある現在では、もはや大変でも面倒でもありません。

 

 そうなってくると、次の壁はそもそも『知識の習得・理解』が大変か?ということです。簡単に言えば、日商簿記3級が大変か?ということになります。これが難しいという事であれば、仕方ありませんがほとんどの方はクリアできるはずです。

 

 数字アレルギーなんて幻影です(笑)普通に、中学高校の数学の方が難しいです。微分積分とか指数関数とか・・・。

 

 簿記会計は足し算、引き算、掛け算でほぼ完結します。割り算もあんまし使わないかな。

 

 少しずつ、この『難しい』という呪縛から解き放たれてきましたか!??会計が難しいという大いなる『誤解』溶けましたでしょうか(^-^;

 

 

会計を難しくする原因、その②

いきなりハウツー本から読む。

 

 数字が苦手という意識の人でも、一度は『誰でもわかる簿記会計』『超簡単!簿記会計』みたいな本を手にしたことがあると思います。類似本を何冊も読んだことがある人も結構いると思います。

 

 こういう甘い誘い文句の書籍に乗って、簿記の勉強もしないで知識を入れようとするのが返って遠回りをさせているように思います。確かに、すごく分かりやすい本がたくさんあります。でも、これはある程度の知識がある人が読んだときに感じるのではないかと思います。 

 

 もしこの手の本を何冊も購入してるのであれば、そろそろやめた方がいいと思います。悪いループにはまっています。理解が深まらないことで、数字アレルギーを発症してしまうことになります。嫌な思い出、嫌悪感だけが残ることになります。

 

 本やセミナーって、手を動かすことがないんですよね。ただ、読む。ただ、聞く。高校受験や大学受験で、教科書だけ読んで点数が取れました?アウトプットを繰り返して、点数を伸ばしたのではないでしょうか。

 

 基礎を身につけるのであれば、やはり王道の簿記学校が一番です。プロの先生が分かりやすいテキストを使って教えてくれて、アウトプットの機会もたくさんあります。

 

会計を難しくする原因、その③ 

極めようとする。

 

 簿記会計をきちんと勉強するのは、基礎の基礎だけで大丈夫です。具体的には、日商簿記3級です。就職するときに簿記2級以上と書いてあったりしますが、必要ありません。なんとなく、そう書いてあるだけだろうなと思います。簿記3級取得者より2級取得者の方が仕事ができるなんてことは約束されていません。最低限の正しい知識があれば、後は経験値だと思います。

 

 就職する人は、就職先の会社の条件なので仕方がない(そういう意味では経理の仕事をしようとしている人は2級を取得しておくのが無難)ですが、経営者など就職を前提としていない人は3級だけで大丈夫です。

 

 3級の知識でOKですが、反対に3級の知識が無い人はNGです。一択って感じですね(笑)

 

 

会計を難しくしている原因が分かったと思います。整理してみますね。

ここを挫折することなく通り抜けるためには、簿記の学校で3級をさらっと教えてもらう。これだけです。時間もお金もかかりません。当たり前すぎますが、効果は抜群です。

 

それから、書店においてある様々な読み方をレクチャーする本を読んでみてください!この方が近道で、理解も深まりますよ(^O^)

 

是非、経営者の方も、起業を考えている方も『簿記三級』。勉強してみてください(^o^)/