ふらっと気ままな 会社の数字

安定した経営をしたい人のために向けた発信する会社の数字あれこれです。

経営計画は意味があるのか?

こんにちは!

ほたかです。

 

銀行から経営計画、事業計画を出してくれと言われることがあると思います。

あるいは、いろんなところで経営計画、事業計画の重要性を耳にすることがあると思います。

 

みなさんは、どう思いますか?

★なんかうさんくせぇ~

★そんな先の事を考えても意味ないんじゃない

★すごい大切だと思う。うちは毎期やっているよ!

 

いろんな意見が出てきそうですけど、8割くらいは否定的な意見なのかなと思います。

 

会社の状況がクローズされている場合(社長が隠したい場合)

 こんなときは、経営計画は意味がないでしょうね。数値目標のない経営計画はないからです。もしそんなのがあったら、単なる掛け声、スローガンです。

 

 経営計画は、現在の経営課題を共有し、経営改善(資金繰りや利益の改善)につなげるための工程表になります。当然、そこにクリアすべき数字が組み込まれます。

 

 もし、決算書がクローズされているのであれば、従業員はまず経営改善の意見を述べることもできません。工程表の作成にも当然関わることが出来ません。

 

 つまり、情報がクローズされている状態では、社長が一人で作成することになるのです。目標数値を公表したところで、現状が分かりませんのでどのくらいジャンプアップすればいいのか従業員はわからないままです。

 

 以前勤めていた会社で、突然経営計画の発表があったことがあります。雑な計画で、どうやってやるのか、だれがやるのかもわからないし、数字も公表されていませんでした。経営者の自己満で、みんなしらけちゃってました。こんな、なんちゃって計画本当にマイナスです。

 

 こんな場合は経営計画なんてしないほうがいいです。

社長の頭の中だけで、社長の経験と勘で事業をするほうが合っています。

 会社はいずれガタつくかと思いますが、その意思決定は残念ながら社長がしたのです。

 

会社の情報が開示されている場合

 会社の会計情報が開示されている場合は、計画書作成は大いに意味があります。むしろ、折角オープンにしているなら、これを題材に積極的に社内のコミュニケーションを図るのがいいと思います。

 

 きっとどかかに課題があるはずです。あるいは、今は無くても数年先に潜む課題があるかもしれません。

 

 情報がみんなでシェアされている状況であれば、課題をもむことができます。

そこから工程表をつくり、一つずつクリアしていくことで業績も何より社内の活性化が期待できます。

 課題が沢山出てくるかもしれませんが、日常の業務もあります。あまり欲張ると計画倒れになり、折角のモチベーションが折れかねないので、3~5つ程度確実に取り掛かれる数にするのがいいです。達成できることで、次へのやる気も出てきますからね!

 

 

 

 こんな風に、経営計画が意味があるかどうかはその会社の状況によります。そして、経営計画は、ベクトル合わせ、コミュニケーション、モチベーションのツールであるということです。もし、最初は社内の人間だけだとギクシャクしそうだなぁという時は、外部から第三者を間に入れることをオススメします。第三者が入ることで、潤滑油の役割を果たしてくれます。

 是非、環境が整っている会社は取り組んでみてください!何かが起こります!!!